お試しレッスン受講してきた【その2・本編】(アレクサンダーテクニーク、BODYCHANCE東京)

ひと通りのイントロダクションが終わったかなという頃になって……


話の中で、「アタマと脊椎」の重要性について先生は言及しました


首とはなんなのか?
どの部分がアタマなのか?
アタマと脊椎のジョイントはどこか?

そのジョイントは、想像以上に上のほうにあるということを示してもらったときに、自身の中で首の長さや、首の周りの筋肉の状態が変わっていったのがわかった。

 


―アタマは自由に、行きたい方へ行っていいようにしてあげて、
―ほら座れた。
―ほら、立てた。
そういえば、
アタマを、首を縮める、いや、押さえつけるのを「やめる」ということを理解するために
一度自由な状態を味わった後で「逆アレクサンダー」というのを教えてもらった。
―首を、こんなふうに(すぼめて)固定する。そう、私がやってるみたいに。
―そうしたら、その状態で立ってみて。
―そうね、じゃあ、今度は座ってみましょう。
「逆アレクサンダー」の後、もう一度、自由な状態を作ってみる。思い出しながら。
さっきよりも、自分自身になじんでいる感じ。
何かしらの変化を体感できたとき、先生はすかさず訊いてくる。
―どんな感じですか?
その都度、自分の感じ方や、自分の中に起きた「何か」を言葉にして伝える。
「パーツではなく、自分そのものを動かしている感じ」
「よっこらしょ、が無くなった」
「自分が一つになった感じ」
「体の重さを感じなくなった」
といったようなことを言ったと記憶している。
私の発言に対する先生のリアクションが興味深い。
―それは面白いですね
おそらく、言葉から私の世界観というか身体感覚の変化のようなものを感じたのでしょうね。
さて、レッスンは続く。
(立っていて)
―右を向いてみましょう。
―まず、目が動いて、頭が動いて、
―さらに振り向くところまで行ってみると、そう。からだがついてくる。
―戻るときも、目が動いてー、そうそう。
―今度は左。
―目が動いてー、そうそう、アタマが動いてー、脊椎がついてくるー。
―正面にもどってー、はい。
―今度は上を見てみましょう。
(目線を動かしてゆく)
―そう、そうです。
―脊椎がのびていきます。
(どこまで見れるのかな、体がどう反応するのかな、と思いながら動きを作っていく)
―そう、そのままいくと後ろに倒れちゃいますね。
―では戻って、下をみていきましょう、そうそう。
―そういう感じ。すごくいいかんじ。
―頭の動きで、全部動きます。
「頭と脊椎」というものが何なのかを体感させてもらったようです。
首、背中、腰という幻想が吹き払われました。
頭と脊椎がある。そして、それを私は使いたいように使うことができるんだという発見。
ここで、もう一度座ることに。
―すぼめていた首を、
―アタマは自由に、行きたい方へいっていいんだよー
―アタマと首の境目はどこだったっけー?
―そうそう、立ちたいなーと思ったらたてるし、
―座りたいなーと思ったら座れる。
―立つときに、股関節から折り曲げるの、そう。ほら立てた。
―股関節も奥が深いですよ。
今度は、歩く。
―頭は行きたいほうへ行っていいんだよー、ってしてあげて、
―前へ行ってみようと思ったら、ほら歩ける。前側の筋肉が勝手に動いてくれる。
―頭が行きたいほうへ行ったら、足は勝手に支えるための動きをしてくれる。
歩くのを止めて、座る。
―立っているときにね、腕は前に出ていてもいいの。
―いちろーさんは、座っているときには、腕が前に出ているのね。
―立ってみるとー、(立ってみた)そうそう。すごく自然。
―イイ感じに見えます。どうですか?
―今までは、うしろに寄りかかっていたのかもしれないですねー。
―歩くときも、わざわざ後ろに寄りかかりながら足を前に持っていこうとするから大変。
―後ろ側の筋肉は、後ろにひっぱるもの。
…といったところ。
あっという間に、45分経過でした。
こうして、以前から気になっていたアレクサンダーテクニークの初体験をしてきたわけです。
今回は縁あって、お試しレッスンを受けてまいりました。
お試しとはいえ有料です。
これは自分の「変わりたい!」という思いの強さを測るためのものだと思えば高くはない!というのが私の実感です。


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