演奏を良くしたかったら、体の動きを観察せよ!

 バイオリンの演奏で面白いのは、音楽をどう考えているかが体の動きとして見えやすいことです。体と思考は深い関係にあるとは言いますが、ほんとうにその通りだなとつくづく思います。

 演奏を良くしたいと思ったら、体の動きを観察すると、すごい効き目があります。自分で観察するのが難しかったら、誰か他の人に見てもらいましょう。観てもらうのに上手い下手は関係ないです。

 体のどの部分を、どこへ向けて動かしているのかを観る(あるいは観てもらう)といいかも知れません。

 観察は本当に奥深いことなのでいくらでも探求できます。誰か一緒に練習しているなら、互いに観察しあうと面白いですよ。ひとりで上達を妨げる原因を探すよりも圧倒的に早く上達への道がひらけちゃいます。

 なぜ観察が上達を助けるのか、ひとりでする練習が《ドツボにはまりやすいのはなぜか》というところを理解しておくことが指導する立場にたつときの大事なポイントになります。

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