お稽古ごとには先生がつきものです。先生がいうことを受け入れてみる、別の言葉で言うと《自分の思い込みを捨て去っていく》というところに、先生についていく意味があります。そのいっぽうで、《ひとりで何とかする》という気持ちも大切だと僕は思います。成長するのは自分そのものですし、先生が言ってくれたことを受け入れて《自分を変えられる》のは自分だけだからです。
そこで、《自分ひとりで進む》ときの助けになるWebサイトを、すこしずつ紹介していこうと思います。第1回目はこちらです。
独学ヴァイオリン練習法
25歳でギタリストからヴァイオリニストに転身した筆者が、 独学で得た知識、練習法等を紹介するページです。 新しい楽器を模索中のミュージシャンや、ロックヴァイオリンを弾いてみたいけど、 クラシックや人に …
バイオリンの魅力からバンド参加まで。
このサイトの目からウロコポイントを見ていきます。
キッカケもゴールも人それぞれでいい!
なにが悲しくて今更キラキラなのか!ブルースやりたきゃ3コードからやりゃいい。
prologue 何故ヴァイオリン
は女王なのかより
バイオリンをやってみたくなったという、キッカケは人それぞれあるはずなんです。僕の場合は家にあるレコードをかけるのが好きで、小学校の時に転校してきた女の子が弾いてくれたビバルディの協奏曲をカッコイイと思ったことがいまでもココロに残っています。これが興味を持った原点じゃないかとおもうんです。続ける原動力になってる出来事はまた別にあるんですけどもね。
なにしろ、きっかけなんて人それぞれだし、他人が口出ししても関係ないことです。他人が「なんでバイオリンやってるの?」とたずねるのは、単なる好奇心だと思っておいたほうが自分の身のためです。「邪魔しよう」なんて思ってる人は、そうそういないものです。
行き詰まったときにどうするか…
筆者の場合、ギター弾き時代に培った”耳”(大した耳ではないが)で、自分の音と、 理想とする音とのギャップに、もがき、何年となく歯がゆい思いを味わっていました。
しかしこのギャップがある限り、ヴァイオリニストとしての進歩は続くのだと思います。
step7 ヴァイオリン・忍耐編より
どんな行き詰まりが待っているかは、わかりません。でも、上達しよう・進歩しようとしている人は自分ひとりだけじゃないんです。必ず、他の誰かも同じように進歩・上達を目指しています。同じような悩みをもっていたけど、解決しちゃった人がいるかも知れません。
だから、悩んでいることをググってみてもいいでしょうし、バイオリンを練習していることを応援してくれている友達に、胸の内を打ち明けてみてもいいと思います。ブログに記事として書いても良いかもしれないですね。どんな悩みも、必ず後になってみると自分の財産に変わっているものです、僕の経験上ですが。
仲間とつながる勇気を出そう!
結局のところ、元々ヴァイオリニストを募集していないバンドでも、即戦力を求めているバンド でも、勇気をもって門をたたいてみるしかありません。
step8 ヴァイオリン・バンド参加編より
独学バイオリンでの最大の苦労は「一緒に演奏する人をみつける」ことにあるのかもしれません。バイオリンを演奏する楽しみの1つには、他の楽器・プレーヤーとの合奏というものがあります。この「仲間をみつける」ことがクリアできると、独学であっても楽しみを広げやすくなります。
演奏仲間の見つけ方にも広がりが出てきました。僕の場合はTwitterをキッカケにして、それまでの人脈とは全く異なる人達と出会って演奏することができるようになりました。昔からある方法としては音楽教室や市民楽団などに所属して発表会に参加したり、催し物への参加をしてみるとか、ボランティアの演奏団体に応募してみるとか、もあります。「バイオリン メンバー募集 (自分の活動したい地域名)」でぐぐってみるのもいいですね。
Link: バイオリン メンバー募集 – Google 検索
最後に…楽しみ方はひとつじゃない
僕がバイオリンの先生に言われた言葉のひとつをご紹介してこの記事を締めくくりたいと思います。
音楽は目的じゃないんだ。手段なんだよ。
「ああ、面白そうなことをやってるなぁ」って思ってもらうことが一番大事なんだ。