【練習メモ】暗譜のこと……苦手だと思い込んでいた暗譜のこと。他の人はどう考えているのかを調べることからはじめてみることにした。

Violin上達しよう

本記事のまとめ

 音楽を演奏するときに、2つのことがある。

  • 音楽を思い浮かべる
  • 思い浮かべた音を、実際に作り出す

 頭に音楽を思い浮かべること。思い浮かべた音を、楽器で作り出すこと。この2つのトレーニングに過ぎない。

 暗譜というのは、頭に音楽を思い浮かべるときに「目の前の楽譜を見る」以外の方法すべてを用いて音楽を脳裏に映し出すということだ。

 それをできるようにするにはどうしたらいいか。その探求はどこまでも続きます。

こんなことを考えた背景など……

 いちろーたです。昨日の練習で、サン・サーンスのヴァイオリン協奏曲のほかにクライスラーの小品を弾いていました。聞いて覚えているところは、楽譜を見て指を運ぶことがたやすくできるようになってきてます。

 おそらく、この10年間で、音階練習に重きを置いて、指と音程の関係性をつかむこと、音階やアルペジオでの指のパターンの習得をめざしてやっていたからでしょうか。

でもやっぱり暗譜の苦手意識があるのをなんとかしたい

 そんなわけで、他の人が暗譜のことをどう考えているのかを、改めて調べてみようと思いたちました。

暗譜のことを書いている記事アレコレ

暗譜 – Google 検索 上位10サイトから抜粋

  (楽器を弾かない)
 初心者は新しい曲を始める時に楽譜を広げてすぐに楽器を弾き始めますが、達人はそういう
事はしません。楽器に触らないで、まず楽譜をじっくり眺めましょう。音感が無くても音符が上に
行けば音が上がるくらいは誰でも分かります。どんな曲か、想像しながら楽譜を穴が空くほど見て
下さい。
暗譜(音感、暗譜の方法)

 とにかく先に頭にいれてから、実際に弾いてみることです。また、前日覚えたことを次の日に実際に弾いてみることも良いと思います。でも、絶対にその日に覚えることは弾かないことです。あくまで、それまでに覚えたことを確かめるだけです。
☆★☆絶対に忘れない暗譜のしかた☆★☆ – ayakoピアノ教室開講!!! – Yahoo!ブログ

暗譜演奏を否定していては結局覚える能力は向上しない訳です。そして上達も望めないということです。

 やはりピアノが上達したいと思うのであれば暗譜する努力を惜しまないという当たり前と云えば当たり前の結論になるようです。
暗譜に関するひとこと

 ▲切り文になってしまって申し訳ないのですが、暗譜演奏は音楽を探求していったときに自ずと得られるものだと思えば、なるほどそのとおりだと思う。

暗譜で弾くときと譜面を見て弾くときでは少し感覚が違うように思えます。
譜面を見ているときというのは、どうしても冷静な部分が多くなってしまうように感じてしまうのです。
記憶と音楽 暗譜をやめてしまったピアニスト、リヒテル:永井千佳の音楽ブログ:ITmedia オルタナティブ・ブログ

 ▲演奏中の視覚の用い方……楽譜にAwareness(気づき、しること、知覚・認識、意識)を奪われてしまうことが、大多数の演奏家に起こることなのではないかと思うんです。演者である自分を観察し、演出する自分が演者である自分に向かって何を言おうとしているのか。楽譜に「見ずに演奏せよ」と書いてはいない。演劇に置き換えるとどうなんだろうか。台本を読みながら演じるということはありえないのだろうか????いや、いったん忘れよう。

もし、ゆっくり弾いた時に途中でわからなくなってしまう場合,一見ゆっくり弾いたから調子が出なくなって弾けなくなったと思いがちですが、そうではなく、やはり暗譜をしていないだけなのです。

つまり、今まで指が勝手に「自動操縦」をしていただけなのです。

では、完全な暗譜とはどうしたら良いのか?
1.あなたは本当に暗譜ができているのか!

 ま、暗譜できてしまえばそれなりのメリットがあるのは事実です。人間の記憶力も努力と訓練次第。将棋の棋士が古今の対局の駒運びを全部覚えているのも、ひとえに鍛錬のたまものでしょう。
暗譜のメカニズムレッスンの友社刊『月刊レッスンの友』に1997~2000年に連載された《目からウロコのよもやま話》より

 ▲なるほど。将棋の棋士が棋譜を思い出せるとか、先読みできることも関連がありそうだ!

弾き込むことで頭ではなく指で覚えていくタイプの人もいれば、和声進行なども理解しながら頭で覚えていくタイプや、楽譜そのものが写真のように見えている、なんていう人もいます。
暗譜の方法(コツ)

 ▲どう「弾き込む」かということがポイントになりそうだな……。何に気をつけて弾き込むのか。あるいは、楽器に触れずに「弾き込む」ことと同じ効果をあげるには?と考えてみるのもよさそうだ。

普通、1曲を自分のものにする課程では、次のような段階を踏むのが一般的ですね。

0. ピアノに向かう前に一度楽譜を眺めてできる限りの情報を仕入れる
1. ピアノに向かって楽譜の音を実際に出して音を取り、正しい音だけを記憶する
2. 1の作業で定着した音の断片を少しずつつなげていく
3. 徐々に滑らかに弾けるようになっていく
4. 楽譜を見ながらなら止まらずに弾けるようになる
5. 暗譜で弾けるようになる
ピアノ練習方法・上達法~要因その3・楽譜が覚えられない(暗譜できない)

 ▲なるほど、上達の現象はこのように言えそうです。どうしたら「定着」できたとわかるのかがミソかもしれない。

(再掲)いちろーたはこう思った。(本記事のまとめ)

 音楽を演奏するときに、2つのことがある。

  • 音楽を思い浮かべる
  • 思い浮かべた音を、実際に作り出す

 頭に音楽を思い浮かべること。思い浮かべた音を、楽器で作り出すこと。この2つのトレーニングに過ぎない。

 暗譜というのは、頭に音楽を思い浮かべるときに「目の前の楽譜を見る」以外の方法すべてを用いて音楽を脳裏に映し出すということだ。

 それをできるようにするにはどうしたらいいか。その探求はどこまでも続きます。

参考図書

 自分で読んだ本、引用サイトで紹介されていた書籍など

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