いちろーです。
昨日(2012/12/15)受けてきたレッスンの様子をご紹介します。
かつみ先生によるアレクサンダーテクニークのグループレッスンです。
こんな様子でした。
レッスンは90分間。
残り10分くらいのところで、僕にも時間をいただきました。
かつみ先生:弾いてみる?いちろー: じゃあ。さっそく。(ベートーヴェン「田園」第1楽章冒頭をひく)K:気になることは何?I:足を忘れがちだったり、……「うまくいってるかな?」と思ったり……
かつみ先生は、ピアノ教師でもありピアニストでもあり、アレクサンダーテクニーク教師でもあります。いつもニコニコしていらっしゃるのですが、かつみさんの問いかけには、問題の本質に迫る朗らかな凄みがあります。
K:音楽はどこにあったかな?I:……ん。どこにも無かった。かもしれない(いや、どうかな。よくわからんな)K:そんなことはないと思うよ。音楽が、ここにあった気がするよ(弦と弓の触れる近傍を指して)I:(うおお。そういえば、今週そればかり取り組んでいた!)K:こっちに持ってこれない?(いちろーの頭・首に、極めて軽く触れつつ)I:んおおおおおをを~~!!!(そうだそうだ、音楽するのは自分だよね)K:「こっち」にあるものが出てくるんだよね?
演奏をするときには、色んなことを大切にするよう教わります。
バイオリンであれば、弓づかい・指遣い、構え方…
音楽にかかわる楽譜や共演者のこと…
もっともっと他にもあることでしょう。
でも、一番大事なことはなんでしょうか。
自分が、いま、ここにいるということ。
バイオリンを扱うのも、
楽譜や共演者を感じられるのも、
自分がここにあるからです。
今ここにいる自分を使えるだけ使って、周りから入ってくるものを受け取る。
そして、受け取ったものを、今度は自分の中からどこまでも広がっている世界へと伝え広げていくんだ……。
ひとつ学ぶごとに、また自分に戻ってきます。
◎最近やってたことは、こんな感じです……