思うのは一瞬でいい〜中高生にどう教えればいいのかを考えていて気づいたこと

Violin上達しよう

地元を出てきたときの空。わずかな晴れ間だ
地元を出てきたときの空。わずかな晴れ間だ Photo by ichiro_

 中高生に教えるときに、「本当にこの教え方でいいんだろうか」と思うことがあります。今日もそういう場面がありました。

 レッスンの合間に、「この教え方で、本当にいいのだろうか」という思いが頭をよぎったその次の瞬間に「じゃあ、こんな風にやってみよう」という言葉を発していた。10分以上にわたる一連の練習(僕にとっても彼らにとっても実験なのだが)をやってみたわけだ。練習会の終わりに合奏を録画してみたけれど、結果は実験の収穫を見事に反映していて上々だったと思う。彼らも言葉にできるほどではないが変化を自覚したらしい。

《その一瞬》に、僕がやったこと

 「この教え方で、本当にいいのだろうか」と疑念が浮かんだ次の瞬間、それこそほんの一瞬。ぐるぐる・ごごごごごーっと考えが巡って、ぽろっと言葉が口をついてでたような気がしました。

 もうちょっと正確に言いあらわすと
「この教え方以外の方法は無いだろうか?」
「どの方法が効果的だろうか」
「どの方法が有害だろうか」
「じゃあ、これでやってみよう」
という思考を言葉抜きで実行したらしいのです。「これでいこう」という決断があっという間にできました。

思うのは一瞬でいい

 思考は《アイデアの黙読》とは違うのですよ。

 考える、というと、自分が考えたい対象を思い浮かべて、それを言葉にしていじくり回す作業のことだと思ってしまうことがありますが、決してそうとは限らないんです。考えるとは、《情報を取り込んだら、行動したくなるまで意識の外に任せてしまう》ということ、と呼んでいいと思うんです。

 これは、以前バジルさんからアレクサンダーテクニークのワークを受けたときに言われたことが役に立っています。なにかをやろうとするとき、プランを《黙読》するかのようなスピードでやる必要はないです。「アレの次にコレ、Go!」で実行しちゃえばイイ。「ワン、ツー、どーん!」です(懐かしいですね)

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