合奏に参加する心構え~「練習をするのは何のためか」に戻って考えてみた

Violin上達しよう

 Twitterの過去ログから。

合奏を有意義に使うために、参加する人それぞれができることは何だろうか?
…という思いから、先日こんな事をつぶやきました。

うまく弾けるかどうかは、弾く前にはわからないこと。

心配するだけ無駄になってしまう。だったら、心配しないほうがいい。
しかし、「うまくいかないことを心配しない」というのは、脳にとってわかりにくい。
分かりやすく言い換えると「うまくいかなくてもいい」となる。
次に考えることは何か。
それは、弾く前にできる準備は何か?ということだ。
何がわからないのかを明確にすることだ。

何がわからないかを明確にするためには、現状の理解を自覚する必要がある。
これには、現状の理解をいったん表現する他にない。
そして、一つ一つを丹念に調べていくことになる。
調べ方は、2つのアプローチがある。
ひとつは、自分が細部にわたって表現できるような時間のかけ方を許す。
もうひとつは、全体にわたっての理解を表現できるように、細部の作り込みが不十分であることを許す。
音楽の演奏に即していうと、次のようになると思う。
・本来の音程(あるいはリズム)で演奏可能なようにテンポを自由自在に変えて良い練習
・音楽の本来の流れを思い浮かべて、音程やリズムがどうなってもいいから流れ続けさせる練習

個人で練習するにしても、合奏の現場での練習にしても、同じことであるとおもう。

個人の練習では、自分自身が自分自身を指導してゆく先生であり生徒となっていく。
グループでの練習の場合では、一応の指導役は存在する。
でも本当のところは、一人ひとりがその場の主体者だ。
合奏の問題は、指導者の問題でだけはなく、参加者の問題でもあることは銘記したい。
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