【アレクサンダーテクニーク体験記】教師の言葉はキッカケであり目的ではない~かなえ先生のグループレッスン2012年12月27日(前編)

ヴァイオリニストのためのアレクサンダー・テクニーク覚え書き
夜中の更新は体に良くなさそう…と思いつつさっきまで、黒木瞳さん三昧なドラマ「黒い十人の黒木瞳」を見てましたいちろーです。
さて、今日は、先々週に続いてかなえ先生のグループレッスンでバイオリンを演奏してきましたよ。前回と同様の指摘をされたことだったり、新しいことも感じた気がします。

▼ちなみに、前回のレッスン《12/14(金) かなえ先生のレッスンメモ》
ついでに、前回や最近1ヶ月でのレッスンでどんなことを言われたのか、どんなことをこのごろ気を付けているかってことを何も記録を読み返さずに書き出してみたらこんな感じになりました→レッスン語録まとめ2012年12月分
これらの言葉は、よくもわるくも、現状での自分の使い方における問題点をよく表していると捉えることにした。バイオリン演奏について、あるいは、それに限らず動作全般だったり考え方だったりについての問題点ということであろう。
さて本題に戻るとして、
グループレッスンはこんな感じでした。
かなえ先生:なにか見せてあげれる人?
いちろー:バイオリンを。
(休憩時間中に、他の人に弾いてもらったりして出したままにしてあったので、楽器を手にして)
特に何っていうのでもないけど
(座ったまま構えてみて、やっぱりたって弾いてみようと思い直して、立ち上がって、また構え直した)
K:ひく前に、足と胴体がつながるといいですね。ひょっとしたら、股関節を意識し過ぎちゃったかもしれない。
I:あー……(いろいろ思い当たる。胸骨のこと、坐骨のこと)
K:ひざ
I:なんかしら、どっか……(なんだろう、どれを気を付けようか)
(かなえ先生は何かを言いかけようとした、いちろーは自分のいいたいことを言い始めようとしたが言葉は出てこない)
K:一つのところにあまり集中しないほうがいいかもしれない。《最近覚えたここ》みたいな。
I:それ、すごくやりがちです(笑
K:(笑
K:ここでやることは、すべてが思い出し作業で、もともと持っているものを思い出すためにキッカケとして《今日は「ここ」、今日は「ここ」》って感じなので、つねに全身があって、あと、見つけなくても常に持っていることを信用できるといいですね。
(いちろ、ただ聞きながら納得している。特に何も変えてないつもり)
K:あー、ばっちり。
(いちろー、引き始める)
前半はここまでです。わずか2分足らずの出来事。
ただ立っていることに充実感が生まれてくる。
というか、蘇ってくる。
アレクサンダーテクニークの教師は、いつも観察している。
生徒がしていることから、生徒の中で何が起きているのかを読み取って、本来やりたいことと、それに対して「やりたいことの役に立っていないのに、やっていること」を気づかせてくれる。
気づくためのキッカケはいろいろ。ヒトコトや、アイコンタクトや、手振りであったり、「ハンズ・オン」と呼ばれる微細な触れ方など。教師はさまざまな手段を駆使して、生徒の考え方・意識の配り方を引き出そうとする。
そして、生徒は自分の持っていた強固な思い込みを打ち破る快感を味わうことが往々にしてある。それは笑いの渦になったり、「あー!」という歓声だったり、反応もさまざまだ。
後半へ続きます。
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ちなみに、黒木瞳さんのドラマ続編オンエアは2012/12/29 24:25-25:55 BSプレミアムにて。
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