【実験】狂ったチューニングのままポジションや指づかいは普段のまま弾いてみる~そのとき何が起こる?

バイオリンの練習をしていて、
「よくわからないけど、ちょっと調子が良くない」
「なんだか、練習がはかどらない」

こんなときに、アレクサンダーテクニークが役立つことがあります。
・自分のやりたいことを邪魔しているのは何か
……ということを確かめたくて、以前こんな実験をしました。



譜面通りに音を並べられるようになった段階において、間違った音が出ることに対する恐怖感を克服するためには有効かもしれないと感じました。
【実験】狂ったチューニングのままポジションや指づかいは普段のまま弾いてみる
→ 録音1 録音2 録音3 (3つともTwitcasting.comへのリンクです)
さて録音3を収録し終えた時点で僕は次のようなツブヤキを残しました。

やってみて感じたこと。狂ってる時は、どんな風に狂った音で弾けるかを楽しんでいた。チューニング合わせた後は、『狂ったら自分のせいだ』と思って狂った音を出してしまった。

実験したら、すぐにまとめておきたいものです。
この直後から、思いつくままにあれこれ試してしまって、計画性も何も無い状態に入っていってしまいました。反省。
実験から日をおいてしまいましたが、自分の中には、その実験をしたときの驚きや違和感、そして笑い出してくなるような激しい感情の動いた感触が残っています。
こうした感情の動きは、どんな意味を持っているのでしょうね。
この実験を通して「正しくやってるつもりで、間違った音が出ている」という状態を、認識することが出来ました。
そして、こんな風に思いました。
「間違いがあっても全然問題ない、やめちゃうほうがもったいない」
やりたいことを抱き続けるのが、苦しくなる時もあります。
そんなときは休んだっていい。
一度手放したっていい。
もちろん、やりたいって思いを抱き続けてもいい。
不思議なことですが、本当に大事なものはひと回り大きくなって手元に戻ってきます。
*2012/12/19 16:06 初出
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