アレクサンダーテクニーク6ヶ月間でわかったこと〜僕のヴァイオリン演奏の何が変わったか

ヴァイオリニストのためのアレクサンダー・テクニーク覚え書き

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 「俺は教えるエキスパートになる!」と決めて飛び込んだアレクサンダーテクニークの世界。アレクサンダーテクニークを学び始めて、楽器演奏に対する取り組み方がどんどん変わっていきました。今回はそのことを自分への忘備録として書き残しておこうと思います。

アレクサンダーテクニークで僕の何が変わったか

 あくまで、自分がどう感じたか、という事なんですが思い出すままに書きだしてみます。

痛みを、自分でやめることができるようになった
楽譜を《読む》ようになった
人前で演奏することが、今までよりも深い楽しみに変わった
ヴァイオリンの歴史を考えるようになった
ヴァイオリン演奏をどう教えればいいかという悩みが苦しみでなくなった
「わからない」ことが面白いと思えるようになった
「素敵!」と言われることが増えた(気がする)
「楽しそうだね!」と言われることが増えた(気がする)
自分が面白がっていることを、他の人にシェアしようと思えるようになった
「技術的困難は必ず克服できる」という根拠のない自信が自分の中に芽生えた
演奏に関して、虚脱感に苛まれる時間が減った
レパートリーを広げようと思うようになった
超絶技巧に挑戦しようと思うようになった
簡単な曲にも美しさがあることを思い出した
楽器のデザインに関心をもつようになった
他者との相違を楽しめるようになった
不機嫌になることが減った
お金の計算が好きになった
他の人のことが気の毒に思えてしまうことが増えた
「この人、なんでこんな事してるんだろう?」と思っても、気にしすぎなくなった
失敗に寛容になった(他人も自分も)

結局、変わったのは何か

 書きだしてみたものの「だからなんだ?」ということばかりかもしれません。しかし、僕にとって小さいようで大きな変化のように思います。もともと持っていた「みてみて!これ面白いよ」「それ面白いね!」ということを素直に楽しめるようになってきたなと感じています。

 いうなれば「どんなに変わっても自分は自分でいられる」と気づけたのかもしれません。

 まだまだ変わり続けています。何かのご縁で、この記事を目にされた方のお役に立てたら幸いです。

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