脱・ヴァイオリン初心者~忘れ得ぬレッスン「最初の教え」

バイオリン応援団にようこそ!
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「もうやめようかな…」
「うまくならないよ…」
つらい気持ち、悲しい気持ちに寄り添います…。
さて、今回は《忘れ得ぬレッスン「最初の教え」》です。
我が師匠、カナメ先生。
本稿執筆の現在、めちゃめちゃ元気に活動中。
オーケストラのコンサートマスターこそ退きましたが、今度はアンサンブルを結成しているというから、懲りないというか、老いてなお盛んという言葉の生き証人です。
そんな、我が師匠カナメ先生の最初の教えがこれです

毎日、できれば毎朝、5分でいいから楽器にさわりなさい。
それができないときは、せめて楽器ケースを開けて「行ってきます!ごめんなさい!」と挨拶をしてから出かけなさい。

今も変わらぬ、大きなジェスチャー付きで、話してくださったのを覚えています。
「楽器ケースを開けて」(がばっ!!とケースを開ける)
「ごめんなさい!」(がばっ!と閉める)
「行ってきます!」(ダッシュ!)
みたいな、一人芝居でした。
この「毎朝5分」の教えは、そのとき以来、二度と聞くことはありませんがいまでも不思議と生々しく思い出せます。
そして、しゃけが後輩たちに同じように伝えています。
ただ、同じような生々しさとともに、伝えられているかは自信ありません。
この「毎朝5分」なかなか難しいです。
しゃけは、あっけなく挫折しました。
挫折した理由を考えてみましょう。
まず、
「楽器をさわる」ということがどういう手続きなのか、書き出してみますので、あなたもいっしょに思い浮かべてみてくださいね。
<楽器にさわる> 「狭い我が家」編
[楽器ケースを棚から取り出す]
[ケースを開けるための場所を確保する]
[確保した場所で楽器ケースをあける]
[楽器を取り出す]
[楽器にさわる]
[楽譜/教本を探す]
[楽器をケースにしまう]
[楽器ケースを閉じる]
[楽器ケースを棚に戻す]
[楽器ケースのために確保した場所を元通りにする]
[そういえば…と楽譜/教本を片付ける]
ふぅ。つかれた!(-_-;
住宅事情は人それぞれ違うでしょうから、
「タクは、バイオリン専用のお稽古場がございますのよ!」
という羨ましい環境をお持ちのかたがいたら、もうしゃけとしては羨ましくて、一度お宅訪問させていただきたいものでございます。
話が逸れました、戻りましょう(^^;
さっきの<楽器にさわる>「狭い我が家編」では、楽器にさわるだけのために、ずいぶんと「面倒なこと」が割り込んできましたね。楽器を出すためにテーブルやら机の上を片付けるという作業なんか、いくら大好きなバイオリンのためとはいえ、やらないで済ませたいです。
で、すこし改善してみました。
<楽器にさわる> 「コロンブスの卵」編
[楽器を手に取る]
[楽器にさわる]
[楽器を元に戻す]
どうですか?
すごく、気軽に<楽器にさわる>感じですよね?!
どうすれば、こんなことができるんでしょうか。
その答えは、楽器屋さんにありました!!!!
えーっと、今日は時間切れ。
(後日加筆しますね。答えだけ先に書いておきます、「壁掛け式」です。)
つづき、
要するに、楽器をケースにいれず、吊るしておくんです。
僕の方法とは違うけど、こんな感じね。
もしかしたら楽器屋さんで
「バイオリンを引っ掛ける金具ありますか?」
って聞けば売ってるかもしれないけども。
日曜大工コーナーの壁掛けフックと、ひもで作った輪。これでOKです。
さっきの写真では、針金ハンガーに渦巻き部分を直接引っ掛けてましたけど、僕のやり方は、渦巻きに輪を掛けて、その輪をフックにかけるのね。肩当てを付けたままにしておくのがミソです。
ちなみに、弓は壁掛けフックに直接掛けられます。
毛箱のところをひっかけるの。弓先を下に向けるのが怖いかもしれんけど、まず落ちませんから。
こうして、バイオリンを壁掛けしておくと、もうすごいです。
本当に、ひきたくなったら壁にかかってるバイオリンを持って、ひくの。で、気が済んだらバイオリンを壁に戻すの。
まー、肩当てもいろいろありますよね。この話題はいずれ。
そんなわけで、数百円の投資でバイオリンが劇的に練習しやすくなります。
お試しくださいね。
やってみたいけど、よくわからないという場合は、コメントいただけると嬉しいです。なるべく対応したいので。
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