先日のエントリに書いたように、HTMLとCSSを勉強しなおしています。
なにしろTABLEタグでレイアウトしていた頃の知識までだったんで。
HTMLは文章をコンピュータに解釈させるための標識だという立場に徹して、著者は書いています。「一般的なサイトでこうやるといいよ」なんてことは出てきません。そのかわり、「このタグにはこういう意味・文化的 …
HTMLは構造を与えるために、CSSは構造を読ませやすくするために使う。
で、実際にデザインをいじり始めてます。
なぜ、デザインが必要か?
この本に書いてあるのは《もともとの文章を構造化して、意味に合わせて仕分けて、装飾とレイアウトを行う》ということ。なぜそうするのかといえば、わかるように読ませるため。
このことを、簡単な例に始まって、長い文章を使って修練できるような根気をもって書かれた本です。たから、タグや属性のひとつひとつを、どう使い分けていけばいいのかがちょっとずつ分かってくる。
ふとこんなことを思った。
デザインは、言いたいこと・伝えたいことがあるから生まれてくる。
この本を読んで、僕はデザインは必然だと思った。言いたいことを練りあげていくと、デザインという問題にぶつかるからだ。Webでの表現をするときに、その基礎技術であるHTMLを知っておいて損はないと思う。知らなくても文章はかけるし、出来合いのブログサービスを使っていれば、なんとなく見栄えが整ってるので伝えることは達成される気もする。
モノを作る面白さ
そこで僕が感じていたモヤモヤ……違和感はなんだったのか。現状で、執筆の道具たるブログサービスで書き上げたHTMLのソースを読んでみると、意味不明な・無駄なタグが並んでいるからだ。僕の理解がブログサービスを提供している人の考え方や、HTML/CSSの理念やらを捉えきれていないために感じているものが、違和感の正体かもしれない。違うかもしれないけど、いまの僕はそう思っている。
初めは見た目だけを追ってCSSに関心を持って、出来合いのテンプレートをいじり始めたものだ。今は、この違和感を解消したいために、自分でツギハギして歪ませてしまったテンプレートを読み解くことからやり直している。実に面白い遊び道具を与えてもらった。
著者・園田誠さんとのやりとり…
@ichiro_ ご購読ありがとうございます。本人が技術そのものはキライだったりしますもので、総じて拙著は技術の全てを語るというタイプの本ではございませんが、何かのきっかけであったりお暇潰しのお役に立てれば幸いでございます。
― 園田 誠さん (@MacotoSo) 1月 5, 2013
著者の園田誠さんに、購入したときにブログ記事をTwitterでお知らせしたらその日のうちにお返事をいただいた。こんなに面白い遊び道具を与えてくださってありがとうございます!
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