かげひなた。

定期演奏会が終わりました。
明日から、ひさびさに会社勤めです。
正社員としての勤めは、半年ぶりですよ。
ちょっと緊張しますね。
さて、演奏会のこと。
実家へ帰宅するなり、
母がまだ起きていて
「今日はすごかったねー。今までにはなかったくらいのことだねー」
「まさかしゃべるとは思わなかった(笑」
「いつもは、意気込んでしゃべるのに、落ち着いた調子で話をできるようになったのねぇ」
「4楽章まで全部やってほしかったー」
「タタタター、タタタター、って流れていくアレグロのところなんか、私は好きなのよ」
「今日は疲れた顔をしてないね」
とかなんとか。
打ち上げの場では
先輩・後輩から
「一人でしないで、人を使って」
「練習では声に出して伝えることをして」
「かわいいと思ってたら、毒舌だし」
「よく働いた」
「はよう結婚しろ」
「仕事が決まったか、よかったよかった」
「まだまだ総仕上げには早い」
などなど、お話をいただきました。
どれもこれも痛いことばかり。
痛いことをお話してくださる人をば
大切にしていきます。
演奏そのものは…、
カウントが取れなくなりました。
張り切りすぎて弓が滑りまくりました。
弓の返しを勢い余って逆弓にしてしまいました。
3度間違えたのを気づかずに気持ちよく歌ってしまいました。
よかったことがちっとも思い出せません。
おおむね好評だったという演奏はえてしてこういうものなのでしょうか。
M先生が、休憩時間に楽屋へ来てくださった。
オケ総体として「音がよくなったねぇ」と。
だからかどうか、後半張り切りすぎたかなぁ。
リハーサルまでのいやな出来事は全部吹き飛んでいたですよ。
地域でお世話になっている方が聴きに見えた。
お仕事のことで大変落ち込んでいたそうです。
けれど、演奏にふれて、奮起されたとのこと。
こうしたことでご恩返しになるなら、よろこんで。
家に病人を抱え、
自分自身は就職活動をしながら、
「なんとしても成功させるんだ」
と決めて、動き回ってきました。
楽団員のお一人お一人に支えられ、
励まされ、凹まされながら、ここまできました。
なんだかわからないけれど、
とにかく、ふつふつとうれしさがこみ上げています。

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