ヴィオラで明けた2009年

2009年はヴィオラの演奏で開幕しました。
明日もヴィオラを演奏してきます。
ずーっとヴァイオリンを演奏してきた私が、
こうしてたまに持ちかえでヴィオラを演奏しますと
「ボウイングが壊れるんじゃない?」とか
「ヴァイオリンみたいな音だ」とか
「ヴィオラの音には聞こえない」とか
言われることがあります。
ヴィオラで表現を広げようとすると、ヴァイオリンのときの身体感覚で演奏してしまうと、スカスカになってしまう気がします。
しかし、力任せにねじ伏せよう、こじ開けようとすると、ヴァイオリンに戻ったときに悪影響が出ます。
ヴィオラの演奏は、手にあまるようなヴァイオリンの名器を弾きこなすような難しさに似ている……ような気がしていますが、みなさんはどうお感じでしょうか?
ボウイングの極意があるならば、極意を体得したときには、きっとヴァイオリンでもヴィオラでも通用するはずだと信じて練習しています。
そもそも、
ヴィオラらしい音、ヴァイオリンらしい音というものが何なのか。
貴重なヴィオラ演奏の機会をいただいたことで、伴奏の楽しみという切り口から音楽の深みを垣間見た思いです。

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