バイオリン応援団*いちろーたのブログ

弦楽器奏者に役立つカラダのやさしい使い方をレッスンしています【自然な動きで弦楽器演奏を極める】がモットー。音楽活動のこぼれ話、Mac・iPhone、食べ物のこと書いてます。

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ケースに入れておこう!~楽譜への書き込みはやっぱりコレ。シャーペンがだめなのは何故?

   

楽器ケースにはどんな小物を入れていますか?
楽器をやる人なら、というか、楽団で演奏する機会のある人や、レッスンに通っている人なら必需品ですから……鉛筆・消しゴムは持ち歩いてると思うんです。
なぜって、楽譜に書き込むでしょう?
楽譜への書き込みは、書き直しが容易な鉛筆を使うのが一般的です。「自分の楽譜だから」と、蛍光ペンやボールペンで書き込んじゃう人もいますけど、どうなんでしょうね。子ども向けレッスンでは、先生が赤や青の色鉛筆を使って書き込むこともあるようですね。
色鉛筆は紙を変質させない、という意味では正解だと思います。ボールペンは、油性のものだとインクが変質してしまうので保存に向かないんです。しかも、ボールペンだとペン先が硬いので裏のページに凹凸ができてしまうので、それがよくないと思います。蛍光ペンは褪色しちゃうのね。
……てことで、やっぱり鉛筆がいいと思います。
鉛筆もいろいろあるんですよ。値段もずいぶん幅があるんです。エコ商品もあるし、高級木材を軸に使っていたり、芯材の黒鉛や粘土の品質にこだわってなめらかな書き味を目指したものも多いです。鉛筆のデザインを比べてみても面白いですよ。
銀座の伊東屋、丸善、紀伊国屋といった、おおきな文具店とか、あとは画材店に足を運ぶと鉛筆がいろいろ揃えてあると思います。
トンボ鉛筆や三菱鉛筆といった日本メーカーの鉛筆は、国内ならたいていどこでも手に入る安心感がいいですね。海外メーカーのものですと、色鉛筆やパーフェクトペンシルで有名なファーバーカステル、製図用製品で有名なステッドラーあたりが手に入りやすいです。
ファーバーカステルからは「カステル9000番」という鉛筆しか出してないんです。ファーバーカステルの自信作といったところです。たしかに、このカステル9000番のたたずまいには、何とも言えない気品があるんですよね。どう思いますか?
ファーバーカステルはさすがに画材・製図用品専門なだけあって、センスのいい面白いものを作っています。たとえば、全部が芯!というグラファイト鉛筆(製品名「PITT GRAPHITE 2900 グラファイト鉛筆」)なんていうのもあります。これは画材として売っているので文房具屋さんの鉛筆コーナーではお目にかかれないかもしれませんね。
ステッドラーの鉛筆はルモグラフという製図用高級鉛筆が一番有名かもしれません。こんな色遣いの軸なので、見覚えのあるかたは多いと思います。ステッドラーは陶器やレントゲン写真のようなツルツルしたものにも書けることを売りにした色鉛筆を出してるので、そういう分野のかたはよくご存知だったりして。
ちなみに、私の好きなトンボ鉛筆のラインナップを見てみますと……
・事務/学習用(最も普通に使われている芯)
・製図/デッサン用(粒子が均一、滑らか、折れにくい)
・おけいこ用鉛筆(「鉛筆デビュー」用=持ちかた練習用)
・硬筆書写用
・マークシート用(こすれても汚れにくい、消しゴムと相性がいい)
てな具合です。
ところで、用途毎の品質要求は
製図>事務筆記>学習
ということのようです。
「学習用」というのは、ひたすら分量をこなすタイプの筆記を想定しているようです。紙を破かずに書ければいい、一応消せるという感じで。そういえば、小学校の頃使っていた「わら半紙」は、鉛筆の削りかたが悪いと鉛筆の滑りが悪くて破れてしまった覚えがあります。
「事務筆記用」となると、書いたり消したりがスムーズにこなせないとこまるので芯の粒子もきめが細かく整えてあるようです。
「製図用」は、くっきり鮮明に描けて、こすれても汚れにくい。しかも、キレイに消せることが必要なんですね。あと、折れにくい。てことで、各メーカーの技術力/購買力を活かして、最高級の素材を使って、滑らかでしっとりとした書き味と定着性を実現しているわけです。木の香りもいいんですよ。アロマテラピー?
ということで、楽譜への書き込みには製図用の鉛筆がいいのではないかと思います。折れにくいって大事なんですよね。
製図用の鉛筆は「高級鉛筆」って感じになってきます。どこでも売っているという意味で手に入りやすいのは、なんといっても国産品。国産高級鉛筆の代表格には「トンボのMONO100」「三菱ハイユニ」があります。いずれも定価1本150円くらいです。
輸入ものの「ステッドラー・ルモグラフ」は1本170円くらい。「カステル9000番」は鉛筆の始祖といわれている由緒ある品なだけあってチトお高い1本200円オーバー!!
リサイクル素材のものもあるんですね。
・リサイクル黒鉛使用
・端材を軸に使用
軸の形状もいろいろありますね……。
・6角軸(最もポピュラー……同一材料から効率よく軸を作ることができるため)
・3角軸(持ちかた習得用に最適な形状)
・丸軸(どの向きでも同じようにグリップできるため色鉛筆でもっとも用いられる)
・四角軸(角の丸まった四角軸もあります。紙箱入りの色鉛筆など。)
・その他(星形、スペード/ハート/クラブ型など)
どのメーカーでもいいので、一度手に取ってみてください。芯の濃さ・硬度(BとかHとか)に合わせて、芯の太さが微妙に違った設定になってます。そして、軸の塗装や装飾にも注目して比べてみてください。高級な鉛筆ほど塗装に手間がかけてあって、軸の木材も良いものが選ばれています。どのメーカーも、最高級の鉛筆には、性能を誇示する装飾(→こんなの、細かいから見えにくいかも)が奢られていますよ。
大切な楽譜に、貴重な書き込みをするんですから、道具にもこだわってみてはいかがでしょうか?楽譜に接する態度が変わると、演奏も今までとは変わってきますよ~。新学期シーズンは「名入れ無料」をやってくれるところもあります。楽団の名前や、自分の芸名や連絡先を入れて名刺代わりに配るのも面白いかも!
>>鉛筆のお店「ステーショナリー ラピス」~名入れ無料サービス実施中!

ところで、私が教えにいっていたオーケストラで、シャープペンシルを使っている子がいたんですけど、結局鉛筆を使ってもらえなかった気がします。いまでもバイオリンやっているのかなぁ……。
ちなみに、シャープペンシルの芯は、鉛筆の芯とは素材が違います。鉛筆の芯は黒鉛と粘土がほとんどで、その配合率で硬度と濃さが決まります。シャープペンシルの芯の場合は、あれだけの細さですから、粘土ではしなやかさと硬度とを両立できないのだそうです。ですから、黒鉛と合成樹脂を使うとのことです。シャープペンシルの字を消す場合は、プラスチック消しゴムじゃないと消えませんからご注意を。
この合成樹脂のせいで、譜面への書き込みが舞台照明を反射してしまうんでしょうかね。せっかくの書き込みが楽譜を読みにくくすることになっちゃうんです。楽譜への書き込みにはシャープペンシルを使うな、と言われるゆえんはこんなところにあったんですね。

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