トークを磨こう!~人の心を虜にする“つかみ”の大研究

音楽の思い出・記録

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今回のテーマは「トークを磨く」です。

「トーク(Talk)」って何でしょうね?

話すこと。おしゃべりをすること。談話。(大辞泉)

(気楽な)話をすること。おしゃべりをすること。(大辞林)

なるほど。話すこと、おしゃべりをすることなんですね。

しゃべくり芸人、リアクション芸人、マジシャン、落語の達人、人生を変えるほどのスピーチ、ベストセラー連発の人気作家……

共通するものがあるんです。それは何か……

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さて、バイオリニストはバイオリンの演奏が持ちネタです。

とはいえ、持ちネタをずらり揃えて「よっしゃ来い!」と、鼻息荒くステージの準備をしただけでは、今ひとつ物足りないステージになります。

ちょっと思い浮かべてみてください……、ステージにぽつんと一人、バイオリンを持った男が立っています。
いままさに、彼はあなたに素晴らしい音楽を聴かせてくれています。

ところが、
お辞儀もしない…、
演奏を終えてもムスッとしたしかめっ面…、
拍手をもらってもにこりともしない…、
いま演奏している曲目がどんなものかも紹介してくれない…、
「ありがとうございました」の一言もない…、

ひたすら無言、しかめっ面……。

どう思いますか?

どんな素晴らしい演奏をしてくれたとしても、聴いている人を無視するような態度だったら、いい気持ちはしないですよね。

このように、あなたがたとえプロフェッショナルな演奏家だったとしても、演奏だけすればいいということはありません。

あなたがボランティアの演奏活動をするだけでも、演奏以外に色んなことが必要なはずです。

バイオリンの演奏をするのは当然のこととして、自らマイクを持って自己紹介をしたり、招待主からマイクを向けられてインタビューされちゃったり……。はたまた、素敵な仲間になれそうな人に出会ったときに自分のことを売り込んだりして……。

あなたにも覚えがあることだと思いますが、これって演奏活動に限った話じゃないんですよね。

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いわゆる話術。トーク。もっと言うと「話芸」でしょうか。

話術、トーク、話芸に秀でることが、あなたが本来持っている人間性をさらに深く醸し出します。

結局、言葉や音楽というのは、コミュニケーションのための道具なんですよね。

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