2007年9月の終わりは雨だった。

「暑いですねー」
「まったくどうかしてますよね」
が、挨拶だった今年の九月。
残暑から夏を呼び戻してしまって、どうなることかと思いました。
昨日からの雨で、ようやく涼しくなるかと思ったら、一気に冷え込みました。
秋はどうした?!
落ち着いて考えてみると、台風がまだ少ない。いや、もう台風シーズンが過ぎ去ったのか。異常気象というよりも、気候変動。
亜熱帯の仲間入りなんだなぁ、きっと。Cfaとか、記号があったけどそういうのを塗り替える作業をやっているんだろうね。
このごろ、懐かしい人と会います。みんな楽器がらみです。私をステップアップさせてくれた人に、偶然の再会をしています。
これがもしかして、走馬灯という奴ですか?
10月には、弦楽四重奏、六重奏などでの本番がある。
今から楽しみ。
今日はひとつ、愕然としました。
ベトベンの「英雄」交響曲。ごく一部で「ヒデオ」と呼ばれているシンフォニーですね。その、フィナーレの最後を飾る走馬灯のごとき、弦楽器の細かなキザミ。名人のみじん切りのごとく。
今日さらってて気づきました。僕のは粗みじんです。しかも、粒がそろってない。もっと細かく、しかし、繊維をつぶさずに……。
まるで、ビリーズブートキャンプのように
「もっと大きく!」
「もっと回せ!」
「早く!早く!」
「あきらめるな!」
ってな具合に自分を励ましちゃいました。
ちょっと、他のオケの皆さんが、どんなボウイングをしているのかチェックしておきたくなったです。

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