片付けるためには……

昨日の勤務で、レクリエーションの道具を片付け忘れたまま帰宅してしまった。
「片付けてくださいね~」「私もよくやりますから」などと、腫れ物に触るような言葉が私の敏感なハートをぐさぐさと傷つける。そんな始まりで、気持ちよく仕事ができるわけが無い。みんな、気を遣ってくださって。ありがたいやら申し訳ないやら。ご丁寧に、連絡ノートにも書いてある。以後、気をつけよう。ああ、しんどい。このままでは、厄介者のままである。「あの人は、何を注意しても治らない」と、烙印を押されるのも時間の問題だ。なんとかしよう。
片付けの何がわるかったか。2つある。
1. 使ったものを、出したままにした。
2. 使ったものを、間違った場所に片付けた。
まず、「1. 使ったものを、出したままにした。」
なぜ出したままになったか。これを掘り下げよう。いままでにも何回かある。
出したままになったのは他フロア備品。
→レク終了後は、そのまま食事誘導やおやつ誘導があり、フロアを離れる事ができない。
→そのため他フロアまで行くのはあとになる。
→後回しにしてしまい、結局片付け忘れる。
→かといって後回しにするのは避けられないので、邪魔にならない場所に置く。
→「邪魔にならない場所」=「動線から外れた場所」
→「動線から外れる」
=「視界から外れやすくなる」
=「意識から外れる」
=「片付け忘れる」
というわけだ。利用者の動線から外し、かつ、職員(自分自身)の動線からは外さないことで、片付け忘れを防ごうではないか。それだけのことだ。
では、「とりあえず置いとく場所」はどこがふさわしいか。
エレベータ前、階段室ドア前……
ステーション前……
ステーション内……
紛失は事故につながりかねないので、結局ステーション内か。
そういえば、他のみんなもそうしていたなぁ。些細な事も、仕事のできる人のマネをすることだな。
つぎ、「2. 使ったものを、間違った場所に片付けた。」
出したのは自分ではなかった。
→出した人が不在で「どこから出したか」がわからない。
→他の職員に確認しようとしても、接客中(入居者の介護中)のため、確認できなかった。
→憶測によって収納した。
「元の場所に戻す」だけでは、片付けられない。ってことだ。
正しい場所、本来の場所をきめて、それを誰にでもわかるようにしておくことだ。
今日の結論。
片付けるためには、「あるべき場所」を決めよう。わかりやすくしよう。

解決策の具体案
・レク物品の容器や箱に、保管場所を明記する。
・保管場所に、何を置く場所かを明記する。
・保管場所を明記した物品一覧をつくる。
など、まだまだありそうだ。
なるべく、手間ひまはかけずに最大の効果を生み出す方法を採ろう。
【追伸】
新入職員でも、
わずかな手がかりだけで、
ベテランと同じようにきわめて効率よく、
作業できることを目指したい。
サービスの向上を果たすためには、
直接的な介護の時間を作り出さねばならない。
同じ資源で達成するためには、
間接的な部門での作業の効率を高め、また、作業そのものを見直して工数を減らすしかない。
そのための環境係であろう。
業務マニュアルも、そのためにあるはずだ。
マニュアルは変えてはならないものではなく、つねに見直されるべきものであろう。

タイトルとURLをコピーしました