大地震 死んではいけない!~むざむざ「帰宅難民」になりたいのか?

大地震、大震災から逃げることはできない。
けれど、被害を最小限にとどめることはできるはずだ。
阪神淡路大震災、スマトラ沖地震、新潟県中越沖地震、中国四川省大地震、岩手・宮城内陸地震……巨大地震がこれでもかと続いている。こうした地震で亡くなる人は数知れず、しかしいっぽうで、生き延びた人もまた多い。
生死を分けたのは何だったのか。
そんなことを考えていたからかどうか、いつものように書店の棚をぶらぶらと見て歩いていた時に見つけたのがこの本だ。
『大地震 死んではいけない!』をいつもの書店で買った。
このタイトル『大地震 死んではいけない!』は、執筆陣の切なる願いであり、本書の根底に脈動する魂である。
詳細は読んでいただくこととして、
都内に勤務する自分自身のために「徒歩帰宅必携グッズ」を書き出してみる。


『大地震 死んではいけない!』の本文中には徒歩帰宅のための必須アイテム4点が以下のとおり列挙されている。
・携帯ラジオ(ライトつき、充電機能つき)
・トイレ用品(携帯トイレ)
・水(浄水機能つきボトル)
・地図(職場から自宅までのルートがわかるもの)
機能に分解して列挙してみると、こんな感じだろうか。
・情報収集
・明かり
・電源
・水
・排泄
・地図
これをもとに、私の場合はどうすればいいかを考えてみる。
・情報収集
携帯電話(auのW52CA、iPhone)の2台があり、いずれもインターネットするには不便しない。特にW52CAは、FMラジオ・ワンセグテレビの視聴が可能であり情報収集には不足がないといえよう。
・明かり
携帯電話(W52CA)の内蔵ライトが使用可能。
iPhoneの大画面をフラッシュライトなどとして活用することを意図したアプリも登場しているので、一度は使っておく価値があろう。
ただ、こうしたライトに限らず電化製品は電源の確保が問題になる。乾電池もコンビにでは入手できなくなると考えたほうが良い。充電機能・防水性を備えたライトがあれば申し分ない。
・電源
上記のように、携帯電話は不可欠のサバイバルツールとなる。電池切れは絶対に避けたい。
停電時でも充電可能なように備えたい。
私の場合は、au(WIN)とiPhone3Gともに利用可能な充電グッズが必要だ。
au専用なら、乾電池式の充電用ケースを持っている。が、形状ゆえに、充電しながらの使用がやりにくいので持ち歩かなくなってしまった。
・水
成人では、3日間で6リッターの水が必要となる。
持ち歩くには重い。
500mlペットボトルなどでよいと思う。1回の水分補給が200mlとすると、500mlでは2回分だ。300mlくらいのペットボトルとあわせて2本持ち歩くのもいいかもしれない。
私の場合は、帰宅支援道路となる甲州街道沿いに職場も自宅もあるので、補給を当てにしてもいいかな。
・排泄
出るものは避けられない。
簡易トイレを用意しないとしても、不始末をした際のためにティッシュペーパーは持っておいてもいいと思う。
・地図
体力と時間の浪費を避けるために必要。
土地勘が働くとしても、徒歩で行動するのは時間がかかる。
通勤路のどこに学校(避難所)があるのかは、意外と思い出せないものだ。
携帯電話のGPS機能は、キャリアの基地局を使った測位に関しては地震の被害によっては精度が保てないかもしれないのではないだろうか。

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