【遊ぼう!】左手・左腕・フィンガリング(Finger-ing)のこと~ヴァイオリン・テクニック基礎を考える

ヴァイオリン演奏するときのことについて考えました。

前回が右手だったので、今回は左手。
「そもそも、何してるの?」
「たまには遊んでみたら?」
ってことです。

ヴァイオリンを演奏するとき、左手は何をしているのだろうか?
・楽器を持つ
・弦を押さえるに触れる

「楽器を持つ」って何だ?

楽器を持つのは何のため?
→奏者が楽器で好きなように音を出すため
→音を出すには?
→弦と弓を出会わせる
→【弓を動かす右手】に協力しやすい場所へ楽器を持っていく
どう持つのがいい?
→楽器を安全に動かせるように持つ
→弦を押さえられるように持つ
→楽器の振動を阻害しないように持つ

「弦に触れる」って何だ?

何のため?
→奏者が弦の振動を好きなように変えるため
→【弦に振動のキッカケを与える右手】と協力する
弦に触れるには?
・触れる場所を決める
・触れ方を選ぶ
・弦に触れる
最終的には、左手と右手の連携。
連携がうまくいくように頭や首をはじめとして全身がサポートする。

実験してみる?

【楽器の持ち方】を壊してみよう。

・頭の上で構えて弾いてみる
・チェロのように抱えてみる
・肩あてのつけ方をいつもと変えてみる
・左右を入れ替えてみる
・寝転んで演奏してみる
・立位体前屈しながら弾いてみる
・歩きながら……
・ラジオ体操しながら……
・左腕を使わない(足で持つとか、テーブルに置くとか)

【弦の触れ方】を壊してみよう

・左手の親指をネックに添えない
・左手の指を親指から小指まで、ネックの同じ側から並べてみる
・《いつもの指先》以外で弦に触れる
・手首(または、肘、鎖骨、肩甲骨)を固めて指を動かしてみる
・肩甲骨(または手首…同上)を1ミリも動かさずポジション移動してみる
・触れ方を遊んでみる(手袋をする、強弱を変える、など)

最後に……

遊んでみると、必要な動きと不要な動きが、何となく見えてきます。
※周囲の安全を確かめて遊んでくださいね。
*K氏( @keishi001 )さんの助言をいれて初公開時の「弦を押さえる」を「弦に触れる」に改めました!ありがとうございます。
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