難解? R.Strauss の オーボエ協奏曲に挑戦中

 こんにちは、いちろーです。

アマチュア・オーケストラ(以下「アマオケ」と略します)でコンサートマスターやっています。
リヒャルト・シュトラウス作曲のオーボエ協奏曲をやることになりました。
ソリストは若い学生さん。
指揮者も学生さん。
縁あって、サポートをお引き受けしました。


サポートと言っても、お役目はコンサートマスター。

かなりの重責です。
自分に課したことがあります。
・練習に100%出席すること
・名前を覚えよう
それだけ。
名簿上ではメンバーが把握できますが、どんな演奏をする人なのかは知りません。
いまのところ、演奏上のアドバイスで言えるようなことが特別あるとも思えません。
これから練習会や飲み会などを重ねていくことで、多面的に知り合っていきたいと思っています。
練習場で、僕が気になったのは「まだ全然ひけない」ことに引け目がある人が多いということ。
楽譜が配布されたその日、そしてその翌日に全然楽譜通りの音が出なくたっていいじゃない?
出る場所を間違えたっていいじゃない?
間違いを恐れて何もしないのが、一番もったいない。
今後のために記しておくと、
本番当日だって、間違えてもイイ。
周りとうまくあわなくたってイイ。
ただ、せっかくその場に来たんだから、その場をまるごと全部楽しんだらイイ。
自分の周りにどれだけの奏者がいて、
楽譜を遺してくれた作曲家がいて、
自分ののるステージを組んでくれた人がいて、
弦やリードやマウスピースや指揮棒を作ってくれた人がいて
自分の許に届けてくれた人がいる
……なんてことを思うと、生きてるだけで支えあってる実感がこみ上げて感動してしまいます。
そこで「1音たりとも、音を外すわけにはいかない」と思うと萎縮してしまいます。
では、本来の実力を存分に発揮するためにはどうすればいいかというと、
「音を外してもいい」と自分に言い聞かせること。
「演奏できるようにならなくてもイイ」
「楽譜に書いてあることをわからないままでイイ」
ということではないです。
「音を外してもイイ」と思うことで、必ず見えてくるものがあります。
多くの場合は、見たくなかったもの・逃げていたことだったりします。
「音を外してもイイ」と自分に言い聞かせながら練習をすると、
楽譜に書いてあることが、どんどん自分の中に入ってきます。
理解も早くなります。
実際に、練習をどのように進めるとよいのか。
自分を実験台にして取り組んでいます。
また気づいたことがあったら書いていきます。
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