柿の実。

音楽の思い出・記録

昨日はヴァイオリン仲間の千鶴さんが初リサイタル。
本番を聞けないので、設営など手伝えればと公演会場に駆けつけた。
到着してみると、はたしてイス並べは済んでおりピアノの調律も仕上げ段階。千鶴さんは、淡々と準備を進めていく。
ピアニストも到着し、調律にOKが出るとリハーサルが始まった。


千鶴さんは、私に音を聴いてバランスをチェックして欲しいと申し出た。いやいや、それはちょっと自信ないですよ~!なにをどう聞けばいいのだろう?と思う間もなくリハーサルが始まった。
千鶴さんの音は、僕の覚えている千鶴さんの音とはずいぶん印象が変わっていた。コンチェルトのソロをオケ伴奏しながら聴いたのだから印象が違うのも当たり前か…。
ヴァイオリンは十分に鳴り、よく響いている。
ピアノはホールから溢れるほどの響きを湛えていた。
音量の抑制が難しそうだ。
てなことを思ったのだが、これは今だから思い出しながら書けたこと。実際には、こんな言葉はその場で出てこなかった。
バランスを聞くということがどんなことなのか、正直なところよくわからなかった。音量ではピアノが勝ちすぎているかな?と思う箇所もあったのだが、バイオリンの音が聞こえなくなっているのではなかったから僕としては問題に感じなかった。
これまた、こんな言葉を今だからつむぐことができているのだ。
まさに、後の祭りとはこのことでしょう。
求められていたのは、その場でのコメント。
今ここで何を書いたところで誰の役にも立たないのだ。
それが悔しい。
お母様から昼食にとサンドイッチや柿などいただいた。
柿は、どうやら彼女の実家の柿の実らしい。
午後はオケの練習のため、リハーサルを途中で抜け出してきた。
ほんの気持ちばかりだがステージを飾る花を贈らせていただいた。
ところ狭しと並べられたイスは100席。
満員だったかどうかは聞いていないけれど、大勢の人が聞きに集まってくれたとのこと。
これから先、彼女はこうして色々なところで、多くの人に音楽を通して交流を広げていくのだろう。
記念の第一歩に立ち会えたことに感謝します。
ありがとうございます。
そして、ご馳走様でしたモグモグ

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