施設勤務者の車イス介助スキル低下をいかに食い止めるか

今日は、デイサービスの送迎にいってきたしゃけです。
しゃけの普段の仕事は、入所しているみなさんの介助をすることです。食事、排泄、寝たり起きたり、お風呂とかも。
移動の際には、杖をついて歩く人に付き添ったり、車イスの自走ができないひとを後ろから押したり、するわけです。ですから、普段車イスに接する機会のない人よりは車イスの扱いには慣れている……はずでした。
今日、お迎えに行ったあるお宅は、集合住宅の1階。砂利敷の駐車場に送迎車を止めて、地面から一段高くなっているコンクリートの通路を踏み外さないように進みます。
通路の部屋側は壁がありますが、反対側には壁がないです。踏み外せば危険です。通路に、何もモノが置いてなければ車イスも楽に通れます。が、アパートの通路というのは、自転車がとめてあったり、いろいろ置いてあるものなんです。
そこで、車イスで地面を行こうと、下におりると「汚れるから、下におりないでくれ!」とおっしゃる。
障害物で体を怪我させることのないように気をつけていたら、車輪を踏み外してしまいました……。1級ヘルパー面目丸つぶれ。はぁ。幸いなことに怪我はありませんでした。
すっかり「できるひと」になっていたつもりのしゃけでしたが、あらためて思い知らされました。資格なんて名前だけなんです。実力は、技術は、自分の責任で鍛えて、磨き上げていこう!
そうそう、玄関から部屋にあがる時、前回送迎のドライバーが土足であがっていたので、同じようにあがっていこうとしたら「何やってんの、靴脱ぎなさい」と注意されました。げげっ、どっちが正しいの?
土足OKのお宅もありますからね。西洋式で。
「こういうときはこうしましょう」というサービスマニュアルはないから、いろんなことが職員一人一人の裁量に委ねられている。職員によっては、その言動が「施設として目指すサービスから逸脱してしまってるんじゃないの?」と見えることもあるんだよな。もっとも、他人のことは口を挿みようがない、修正しようがない。
とすれば、まず、自分の言動をサービスとして、評価してみよう。評価の指標が必要だな。
「今週のアクション・プラン」
入職のときにもらった冊子を読み返そう。

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