六代目 三遊亭円生

iPhoneを買ってから、移動中に何かを聴くことが増えた。
残念ながら、ダイナミックレンジの広い音楽は騒々しい電車ではかき消されてしまう。
ソロがくっきり聞こえやすい協奏曲なんかを聴いてしまうのです。
朝からハイテンションなデュ・プレのチェロでドーピングすることもたびたび。
そして、もっともヘビーなローテーションになっているのが落語。
六代目・三遊亭円生だ。
いや、すごい。
1、2回聴いたら飽きる、と思っていたがとんでもない話だ。
3回、4回と聴く、話の筋はすっかり覚えてしまった。
5回、6回……、
声が、声色なんていうものでなく、
その人そのものとなって噺のなかで生きている。
同じ噺でも、聴いている自分のツボが日によって違うようだ。
今日は地元をぐるぐると巡ってきた。
明日は演奏。
明後日は演奏だけでなく、大事な打合せも控えている。
ああ、何のため……

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