脱・ヴァイオリン初心者～とにかく聞くこと

上達するためには、とにかく聞くこと。

聞きかたにもいろいろあるので、使い分けるといいと思う。

＜聞き流す＞…あまり気に留めず、次から次へと聞き流す。やる気が起きないとき、落ち込んでいるとき、興奮しすぎて落ち着かないとき、など。気分転換を図るときにはよさそうだ。

＜傾聴する＞…注意深く聞く。神経を集中して、自分なりの発見を見出そうとして聞く。仏教用語に「声聞（しょうもん）」というものがある。悟りを得ようとして仏（悟りを得た者）の声を求めようとする生命の働き・傾向性を「声聞」というのだそうだ。

＜雑音を封じる＞…聞き流す、に近いかもしれない。私の場合、電車の乗ると、ついつい乗り合わせた人々の話し声に聞き耳を立ててしまう。それはそれで面白いことなのだ。けれど、電車に乗ってせっかく座席に座れたら「よし、本を読むぞ！」ってな決意でいたのに、聞こえてきた会話の流れ弾に面白そうなキーワードが込められていると、ついつい気が逸れてしまう。雑音を封じるためにも、密閉度の高いヘッドフォンを差し込んで、聞き流せるような音楽を流しておくのだ。そうすると、本来やろうとしていたことができるんだなぁ。

ところで、私だけでしょうか？

耳にヘッドフォンを差し込む行為って、脳みそに音楽を直接注入するような感覚があるんです。皆さんはどうですか？