2008-0112:弦四:社会部新春大会、びよら借用

新春大会で祝賀演奏。
メンバーは……

第1ヴァイオリン:しゃけ
第2ヴァイオリン:けいじゅくん
ヴィオラ:かいくん
チェロ:オチケンさん

この組み合わせは初めて。それぞれとは、いつもおなじみ。
曲目はこちら……

ディヴェルティメント(K.138)より第1楽章
荒城の月
千の風になって
世界広布の歌
そこには 幸せが もう生まれているから(アンコール曲)

そこには 幸せが もう生まれているからはアグネス・チャンがピアノ弾き語りで歌っている曲だ。歌詞がすばらしいので、器楽で奏するだけではもったいないと思っている。とはいえ、歌いながらヴァイオリンを弾くわけにもいかず。
器楽をして歌詞のよさを知らしめるにはどうすればいいか―歌モノをやるときにいつも悩んでいることではある。
けいじゅくんの成長が著しい。このあとコンチェルトのレッスンがあるという。昨年夏くらいからだったか、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を稽古しまくっている。こないだの定期演奏会のときにはカデンツァをさらっていたっけ。第1楽章はひとまず合格となったらしく、第2楽章に取り掛かり始めたそうだ。
彼の先生いわく、

かたいんだよね。理系だからかな。
もっと歌って!

と。
「彼の先生」と書いたけれど、私の師匠だ。けいじゅくんのほうが、まめに通っている。いや、比べるのもおこがましいほど私が通っていないんだよね。
さて、この演奏が無事終わりまして、かいくんのビオラを借りに行くことにした。彼の家のそばには、ゆりかもめが走っていて、レインボーブリッジだの、お台場だの汐留だの、ヤングに人気のプレイスポットが徒歩圏内にあるんだな。
かいくんは、びよら弾きとして体格に恵まれているので使う楽器もなかなか立派なサイズなのね。ちなみに、靴のサイズは27.5センチだそうです。キングサイズってことはないけど、僕の25センチ級と比べると本当に大きい。
貸してもいいよ、というビオラは2つあった。ひとつは鈴木バイオリン社製のもの。もうひとつは、びよら弾きkamika氏が学生時代に使っていた楽器、40.5センチっていってたかな。
ちょっと比べてみて、kamika氏が使っていた楽器を借りることにしました。弦が古くなっているから、とダダリオ社のヘリコアを張ってくれた。「いろいろ試したけど、この楽器にはヘリコアが合う」というのがkamika氏の結論だという。
かいくんが張り替えてくれている間、僕は「のだめinヨーロッパ」を楽しむためのムックを読んでました。もえもえ的好奇心から上野樹里ちゃんのインタビュー記事を読み始めたのですが、彼女なりのモーツァルト観が語られていました。上野樹里という若手女優ではなく、ひとりのピアニストの魂に触れたようなさわやかな印象を受けました。
ビオラ用に肩当ても借りました。今井信子さん愛用のPlayOnAirを選択。弓も忘れずに貸してもらいました。
不思議なことに、この日の晩、kamika氏から電話がかかってきました。kamika氏は、私が高校生になったときオーケストラに引き入れてくれた恩人。小学生時代から付き合いはあったんだけど、そのときまでつながりが切れてたんだよね。
kamika氏に、オーケストラの「団史」を貸し出して用件はおしまい。私がkamika氏のビオラを借りて手元に持っていることを話すと、偶然のことに驚いていた。ビオラを練習することで、バイオリンの演奏にいい影響が生まれることを期待しているんだという持論に賛同してくれた。
筋トレ代わりに弾いてます。

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