メニューイン語録~「ラジオとレコーディング―二つの記念日―」より

メニューインは、こう言っている。

私は熱狂的なレコード愛好家に、気に入った作品をあまり何度もかけないように注意したいのだが、それはこのために作品の魅力が究極的には失われることもあり得るからである。
私はまたアマチュア音楽家に、たんに蓄音機をかけるばかりでなく、楽器を、それも本物の楽器を演奏するようにおすすめしたい。
失敗、間違った音、ぞっとさせるような響きといったあらゆる危険をおかしながらも、真に音楽をつくることができる本物の楽器を弾くほうが、はるかによいのである。

「あらゆる危険」!!!
楽器を弾くおもしろさの正体は、この<冒険>だったんだ!
あなたの勇気をためそう、あたなだけの冒険をしよう!!
出典:音楽人間文明 (1973年)
和田 旦

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