バイオリン応援団です!
移弦は基礎中の基礎、基本中の基本。そんなとっても大切な移弦。難しいですよね~。
でもでも、あなたのやっている移弦の練習は、意味が無いかもしれませんよ?!
「いつまでたってもギコギコ☆」
「友達に『もう勘弁して』と敬遠されてる…」
そんなアナタ!!
その悔しい思いだけが、あなたを上達させてくれます。
……さぁ、練習。練習ですよっ!
今回は、バイオリン演奏の上達に欠かせない技術「移弦」を取りあげます。
「移弦」の練習方法は、ひとそれぞれ、先生の数だけあるかもしれません。
ためしに手持ちの書籍(教則本や、エチュードの注釈)を読んでみると
指で移弦する
肘で移弦する
…などと書かれています。
こんなことを書かれても、よくわかりません。
実際にどうやればできるようになるのかを知りたいんです、僕たちは。
カラダの動きを文字で説明するのはしんどいんです。
それでも、誤解を恐れずに、あえていいます。
移弦の本質は一つですから。
つまり、気をつけるポイントはただ一つってこと。
アドバイスとしてたった一言で言えちゃうことなんです。
もったいぶってもしょうがないので、書いちゃいますよ。
なめらかに。ってことです。
あ、いま「なーんだ!そんなことか」って思ったでしょ。
わかってたよ、って思ったでしょ。
でも、やれてなかったら、わかってないのと同じですよ。
あらためて、ご自分のボウイングをチェックしてみましょうね。
2本の開放弦をただ移弦してもいいんです。
音階練習のときに移弦を気をつけるのでもいいんです。
けど、移弦に焦点を合わせた練習をするのが、今回の目的なのでエチュード(練習曲)を使いましょう。
今回使うのは超有名・超定番の「カイザー練習曲集」です。
私の手元にある最新カイザー ヴァイオリン教本(1)(山岡耕筰解説 音楽之友社刊)では、14ページの「第7番」です。
このカイザー練習曲集は、様々な版が出されています。たとえば、教本のなかに抜粋された形で組み込まれているとか。
このエチュードのごくわずかな部分をマスターしてしまえば、この世に存在する何千・何万もの名曲のすべての移弦も怖くありません。
大事なのは、こういった練習曲集から何を選んで、どんなふうに使うかなんですよね。
解説つきのものも出版されています。
実際に手に取って見比べてみるといいかもしれません。
まとめ
最新ヴァイオリン音階教本 山岡耕筰 著
山岡 耕筰 音楽之友社 2012-05-18
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