弦張り替え~ラーセン社「ツィガーヌ」

しゃけです。
まだ楽器を借りて弾いております。感謝。
さて、借りた直後には弦を新品に張り替えました。
そのときは、Thomastic社の「INFELD RED」のセット。
E線が金メッキ(?)なので汗に強い。
音の印象はコクというか、豊潤さを強調したような増幅感があります。明るいキャラクターの楽器であっても深みが備わるというか、太めな音というか。
で、今回張り替えたのはラーセン社「ツィガーヌ」のセット。日本ではまだなじみが薄いようで、身近で愛用している人に出会ったことは無いです。
ラーセン社の弦は明るい音色だという評判を聞いていたので、この「ツィガーヌ」は、さらに明るいか、反対に深みを出すほうにしたか、どっちにしても「INFELD RED」とは全然違うだろうと予測してストックしておいたものです。
この「ツィガーヌ」、自分の楽器に張ってみたら、てんでだめ。軽薄というより軽率な音しかしません。いや、底抜けに明るいといえばいいのかな。とってもクリアーな、ブライトなかんじ。レスポンスは中庸。
で、借りている楽器に張りました。いいです。なかなかいいです。僕の好みな方向かもしれない。借りている楽器というのは、「え、ビオラじゃないの?!」といわれたことがあるくらい、太い音を備えています。楽器の響きが豊かなので、この「ツィガーヌ」の明るさとあわせてコレまたいいかもしれません。
今回、全く個性の違った弦を張り替えて感じたのは、楽器のポテンシャルが高いほど弦によるブレが少ないということ。
いやー、いいわぁ。

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