音を出さない練習を大事にしよう……(本番メモ 2013/06/16 ICU Classic Emsemble)

 先週末、ひとつ演奏会への賛助出演がおわりました。都内の大学オケのOBが集まって作ったオーケストラです。今回が第10回という節目となる演奏会は、「プラハ」(というか「チェコ」かな?)に焦点を当てたプログラミングでした。

 曲目は、スメタナの「わが祖国」から《シャールカ》、モーツァルトの交響曲第38番「プラハ」、ドヴォルザークの交響曲第6番でした。演奏会が終わってみて、なんとなく心に残ったことを書いてみようと思います。

プラハ……!?

 なんでプラハ?なんでチェコ?と思うわけですが

交響曲第38番 (モーツァルト) – Wikipedia
1786年12月、プラハでのオペラ『フィガロの結婚』の上演が大成功を収めたことにより、モーツァルトはプラハから招待を受けた。1787年1月22日、モーツァルトはプラハで自ら『フィガロの結婚』を指揮した …
なんでこの曲が「プラハ」と呼ばれるのか

ベドルジハ・スメタナ – Wikipedia
ベドジフ・スメタナ(またはベドルジハ・- / ベトルジヒ・-、チェコ語: Bedřich Smetana [ˈbɛdr̝ɪx ˈsmɛtana]  発音(ヘルプ / リンク)、1824年3月2日 – …
スメタナといえば《モルダウ》しか知らないくらいに……

アントニン・ドヴォルザーク – Wikipedia
ブラームスに才能を見いだされ、『スラヴ舞曲集』で一躍人気作曲家となった。ベドルジハ・スメタナとともにボヘミア楽派と呼ばれる。 …
ドヴォルザークといえば《新世界より》だけども。

作曲家メモ

スメタナ
チェコ出身。耳が聞こえなくなった。国内、国外で評価に差があるらしい。
モーツァルト
呼ばれてチェコに行ったことがある。交響曲38番が「プラハ」と呼ばれてるのは、初演の地だから?
ドヴォルザーク
チェコ出身。国外ではスメタナよりも知名度あって人気もあるらしい。鉄ヲタ。

スコアは要らない?練習のしかたを間違えた!?

 演奏会の1ヶ月ちょっと前に依頼を受けて、おさらい開始。今回は練習参加が3回しかできないことがわかっていたので、指揮者やコンマスさんに同調していくためにどうしたらよいかを念頭においていました。

 最初に考えたのは……自分ではスコアを読まないと決めてみたんです。結果的には大失敗だったと思います。私自身がソルフェージュを苦手にしてることを補うために、CDとパート譜を主な材料にして、音をとっていこうとしていました。スコアを読み込むことは、指揮者や団員さんが合奏でどうやろうとしているかを感じ取ればいいだろうと思っていたからです。

 スコアを読まないことで、何が起きたかというと、「音楽の行き先」が他人任せになりがちでした。現場で指揮者の指揮によって、大きく助けていただきました。それによって楽曲への理解を深めることになりました。

 というわけで、スコアは読む価値がある。ということを再認識しました。コンチェルトをさらう時でも、伴奏譜(ピアノでもオケでも)を読むのは必要だと教わることでしょうし。

音を出さずにする練習をうまく使う

 練習は大きく分けると2つのレベルがあります。作りたい音を思い浮かべることと、思った音を実際に音として創りだすことです。

 このふたつの種類の練習を、うまく配分すると満足のいく演奏ができやすくなります。

 「うまくひけない」ときには、楽譜を読んで音が思い浮かぶかどうかをチェックすることもやって見るといいのですね。自分で普段から思っているのに、自分で思っているとおりにやっていないことが多くて愕然とします。また、来月にも本番があるので、それに向かって、あれこれ試してみます。

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