バイオリン応援団*いちろーたのブログ

弦楽器奏者に役立つカラダのやさしい使い方をレッスンしています【自然な動きで弦楽器演奏を極める】がモットー。音楽活動のこぼれ話、Mac・iPhone、食べ物のこと書いてます。

*

メニューインによるヴァイオリンのための6つのレッスン(3-左手の準備編…ヴァイオリンを持つときの大きな混乱をほぐす)〜第3回

      2013/05/28

 以前の記事『【速報】《弦楽器奏者のためのカラダの使い方講座》的おすすめ教材5冊+2冊』で紹介した『メニューイン/ヴァイオリン奏法』という書籍の解説を試みます。

 もともとこの著作は、ビデオによる6つのレッスン・シリーズのテキストとして書かれたものです。(ここでも書きました→メニューインのヴァイオリン奏法についての記事

 第3回目となる今回は「レッスン3 左手の準備編」についての解説です。

ヴァイオリンを持つということ

 「ヴァイオリンを持つ」(holding the violin)……この言葉に潜む危険があります。それは「持つ」という言葉が、「ヴァイオリンを固定する」という意味合いを含んでしまうという危険性です。

 ヴァイオリンを持つ、というときには、静止した状態・固定された関係性を言うのではありません。奏者の身体から見て、演奏に必要な位置に保ち続けるために、ヴァイオリンを動かし続けた結果が「決まった位置にとどまっている」ように見えるだけであって、けっして奏者もヴァイオリンも不動のものではありません。

 呼吸をする、心臓が鼓動する、これらのときに、私たちの身体はわずかではありますが動いています。いわば、ヴァイオリンを持つということは、これらの生きるための本能的な動きに支えられながら行う、意図的な動きの流れのなかにあるのだといえましょう。

左手の2つの役割

 ヴァイオリンを演奏する際に、左手には役割が2つあります。

  1. ヴァイオリンの姿勢制御
  2. 指を運ぶ

この2つの役割です。

ヴァイオリンの姿勢制御

 姿勢制御のために2つの働きを考えられます。ひとつは、好みの場所に楽器を移動させるように力を与えること。もうひとつは、動かしていない時でも、楽器を所定の場所にとどめ置く力を与えること。

姿勢制御の動力を伝える接点

 ヴァイオリンの姿勢制御をするのが左手の大きな役割です。姿勢制御というのは、ヴァイオリンと奏者自身との位置関係を制御するという意味であり、ヴァイオリンと地球の関係性(ヴァイオリンに働く重力の方向)を制御する、ヴァイオリンと弓との関係を制御するという意味も含みます。

荷重を支持する接点

 ヴァイオリンの姿勢制御をするために不可欠なのが、ヴァイオリンと奏者との接点です。ヴァイオリンと奏者の身体との接点は幾つか挙げられますが、ヴァイオリンの重さを支えるという意味で決定的な物理的接点は2つあります。左手と鎖骨です。

 左手だけでヴァイオリンの重さを引き受けるのではなく、鎖骨を利用することで左手はその分自由になります。

指を運ぶ

 左手の二つ目の役割は「指を運ぶ」です。指を弦に触れさせるために、指を動かす・運ぶ。

 異常なほどにシンプルですが、これって大事です。

左手の複合的働き

姿勢制御と指運び。この2大ワークを個別に訓練していくやりかたをメニューインが紹介しているのであります。

 ……コツコツと続きます。乞うご期待!

参考

コツコツ努力が報われるメール講座《奏法リノベーション365》

 自分でできる演奏フォーム矯正のヒントをメール講座形式で毎日365日お届けします! 「読んでるだけなのに、なぜか演奏が楽になっちゃった」 「練習が楽しみになった」 というお声が届いてます。やったー!   読んでみませんか? 演奏が見ちがえるメール講座《1日5分の新習慣♪奏法リノベーション》

☆☆

バイオリン奏者のためのお役立ちヒント「弦楽サプリ」YouTube

読んでわからないことも、話を聞いたり、動きを見るだけでわかっちゃうこともありますよね〜 チャンネル登録すると、更新情報をキャッチできます。 いますぐ登録どうぞ♪
↓ ↓

 - Violin上達しよう , , , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

  関連記事

no image
本番に向けて~最高の演奏をするために!(1)

緊張も大事ですが、ほどほどに。『ゆるい緊張』が大事です。 ゆるい緊張とは私の造語 …

結局ヴァイオリンを弾くって何をすることなんだろうか?

考え事が大好きな、いちろーです。 人から話しかけられているのに、自分の声と対話し …

脱・ヴァイオリン初心者~レッスンを24倍活用する方法教えます

「脱・ヴァイオリン初心者」シリーズ 記念すべき第2回は… ~レッスンを24倍活用 …

no image
「勇気」が音楽を成長させるって思った。

 先日、室内楽オーケストラの練習がありまして。これまでに比べると指揮者以外の発言 …

【弓の持ち方・その2】~手のひらが動ける?!だったら、どうすればいいのさ?

 全3回シリーズでお届けする【弓の持ち方・超入門】です。今回は第2回目です。  …

no image
「集中できない……」~表現のブロックを外すには?

 こんばんは、いちろーです。 バイオリニストのためになるアレクサンダー …

YouTube動画で学ぶ『メニューイン/ヴァイオリン奏法』~理解を深めるために~

 どーも。10年以上かけてようやくメニューインの書き残してくれた『ヴァイオリン奏 …

no image
《混乱を鎮める》コツ〜僕の場合

 混乱を抱えているときの《感じ方のパターン》がいくつかあります。 なんかよくわか …

思うのは一瞬でいい〜中高生にどう教えればいいのかを考えていて気づいたこと

地元を出てきたときの空。わずかな晴れ間だ Photo by ichiro_  中 …

Violinにも効くアレクサンダーテクニーク【動画紹介】吹奏楽×アレクサンダーテクニーク グループレッスンはこんな感じなのだ

ヴァイオリン奏者にもアレクサーンダーテクニークが役立ちます。 言葉だけで紹介する …